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2011年8月21日(日)

 今の会社に移るずっと前、以前(で最初に)勤めた会社で1993年から約4年間、ドイツ駐在を経験した。僕は20代の半ばだった。そのときの会社もすごいもので、現場はドイツ語なのである。そこへ「グーテンターク」と「イッヒ・フンバルト・ウンデルネン」さらに「イッヒ・ハイドン・オヤコドン」(しつこいな)ぐらいしか知らない人間を送り込んでしまうのだ。そうすると無茶苦茶ドイツ語が上達する・・・かというと、僕の場合はそうでもなかったと思う。自分に必要な言葉、表現の範囲を知り「これを知ってれば大丈夫、何とかなる」という最低ラインを見極めてしまうと上達速度はガクンと鈍った。ラクしてしまうんである。それでも毎週、3年近くは個人教授宅へ通っていたから、少しずつ上達はしていたと思うが、もう結構忘れてしまっているし、思えば勿体無いことをしたものである。
 この駄文を読んでくれている人の中には僕がそこそこ英語に堪能と思っている人がいるかもしれないが(そんな人いないか)、実は毎日とても苦労しているのである。分からない、聞き取れないのも、思ったように話せないのも「当たり前」なのである。もう開き直っていて恥ずかしくも何ともない。少々ヤバイかもしれない。分からないのに殆ど緊張もしないんである。「なるようになる」なんて思っているとドイツ語習得無期延期の二の舞である。だが困ったことに、少し何かを諦めるだけで凡そのことはなるようになってしまう。どうせなら、たとえインド英語がイギリス語やアメリカ語と違う発音であり言い回しを持つものであるにしても、僕はこの国で使われる言葉をもっと理解できるようになるべきなのだが。安住の地を見つけると人はそこから動かないんである。住んでいればきっと「ある程度は」上達するとは思うけれど。・・・どこかで勉強しないとなあ。


 前に娘が電話口で大泣きしたときに「これから時間なんか気にせずいつでも電話してきていいよ」と話していたのだが、今朝6時に電話で起こされたときにはドキリとした。何かあったんじゃないか。でも幸いなことに内容は「勉強教えて」だった。ベネッセの「チャレンジ4年生」の問題が分からないという。なのでインドから算数をレクチャーした。算数といえば、インド人は九九ではなく「二十二十」を諳んじる、インド人は算数・数学がとても得意なのだ、というのは殆どウソだと思う。きっと十億人も人口があればデキル人だって山ほどいるだろうが、一般人は2桁の足し算引き算も怪しい。これは八王子のインドカレー屋の店員も我が部門長S氏も同じである。話を戻すがさすがに小学生の問題は今でも分かる。おかげで親父の面目が多少なりとも保てたというものだ。ってほんとかな。

 
 娘よ。目的があるならそれでよし。だが無目的に何かを詰め込むよりはやりたいことに一生懸命取り組みなさい。勉強はほどほどでいいぞ。例えば○大なんか最高学府といっても天下り高級官僚が国を蝕んでいることすら学びもできないんだから。まあそんなことはいいから、また電話してきてね。


 今日は一日家にこもって仕事の準備資料を作り、午後少しだけ歩こうと思っていたが、早朝の電話のおかげで眠い。ちょっとだけ歌野晶午の「葉桜の季節に君を想うということ」を読んだ。こちらに来てから、先日の「アントキノイノチ」に続けて、日本で読みかけだった佐藤友哉「デンデラ」を読み終え、日本で読みかけだった秦建日子「推理小説」を読み終え、昨日は高野和明「13階段」を読んだ。なーんだ結構ヒマなんじゃん、と思ったあなた。あえて否定はしません。でも明日の仕事の準備に取りかかれず、どうしても読んでしまうことってある(逃避行動ともいう)。

 それから野菜と牛乳とフルーツジュースを買い出しにでかけ、帰ってしばらくしたらYさんが来た。これまで「Y駐在員」と書いたり「Yさん」と書いたりしていたが、これからは基本的に「Yさん」にする。そうするとインド人総務課長と同じYになってしまうが、こちらはY氏と書くことにしよう。英語にすると同じだけど。
 Yさんは先日の某所からのカチコチ食品の受取日に不在だったので、代わりに僕が彼の分も受け取って我がフリーザーに保存しておいたのである。彼は自分の分を持ち帰った。残った僕用の食品を見ているうちに、その中の肉をどうしても食いたくなり、同じく届いた「バーモントカレー」にこちらのスパイスを少量追加してカレーを作った。かつて大黒ごはん鍋を「ガスコンロがなければただの壺」と言ったがそれは失言、大きな誤りであった。ごめんなさい。この鍋もレンジで使えばよいのだった。まず素材をチンしてしまい、水を少し足してルーを入れ、「粥炊き用自動ボタン」を押す。そしてこの鍋の熱容量に期待して、加熱終了後しばらく放置しておく。それでおしまいである。簡単で早くてうまい。吉野家のように素晴らしい。油も使わないし。そういえば最近、肉をあまり食べないし、休日の昼飯などはいい加減に済ませるので少々栄養不足かもしれない。でも高コレステ&高尿酸体質(腰痛・膝痛・鼻炎の他にもいろいろ持ってるポンコツである)の僕にはこれくらいでいいのではないか。少し痩せて、体脂肪も少し減ったと思う(が筋肉も落ちただろう)。インドで痩せる菜食&少食ダイエット。興味ある人はウチへいらっしゃい。


今日は文章だけである。
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by t-nakanobu2 | 2011-08-29 22:39 | 日記

2011年8月20日(土)

 昨日書き忘れたが通勤途中の車の中からインド人のどつき合いの喧嘩を見た。いや一方的に叩いていただけかもしれないが。今インドはモンスーンと呼ばれる雨季で、これは6-7月から9月ぐらいまで続くのだ。もちろん毎日降るとは限らないが、そこは梅雨時と同じで始終曇っている。そして弱い雨もあれば強い雨もある。ゲリラ豪雨もあって、土砂降りから数百メートル離れた場所では道が乾いていたりすることもある。車通勤経路の終盤、会社の少し手前でスラム街を左に見ながら走るところがあるのだが、ここの道はボコボコに穴が開いていてひどい水溜りができる。スラムの前だからボコボコなのではなく、インドの道路ではよくあることだ。ところでインドには「オート」とも呼ばれる幌付き小型三輪オート(タクシー)が多く走っている。今「地球の歩き方」を見たら「オートリクシャー」となっているのでリクシャーと呼ぶ。僕の車の前方を大型バスとリクシャーが併走していた。昨日は朝から雨模様だった。リクシャーには扉が無く、屋根(幌)はあるが左右はスースーである。バスがとある水溜りを通ったときに、人の胸ぐらいまでありそうな大波(っていうか水跳ね)がリクシャーを襲った。大迷惑である。水のかかったインド人はこれをやむ無しと受け入れるのだろうか。と思っていたら、ほどなく赤信号で停止したときにリクシャーの客が降りてバスの運転席の横で喚き始めた。僕は3台ほど後ろの車内からそれを見ていた。「こんなビショビショにしやがって!」(ゼスチャーで分かった)「降りて来んかい!」(ゼスチャーで分かった)「おいこのドア開けろや!」(ゼスチャーで分かった)・・・バスの運転手がどう対応するかと思っていたら、なんとドアを開けた。怒った男は運転手を引きずり出した。そしてまた何か叫んだかと思うと路上で運転手を殴り始めた。といってもボクシングとか武道とかではなく、手を上から叩き付けるやり方だ。これに前蹴りが加わる。運転手は手を前に突き出して防ごうとする。男は叩く。防ぐ。蹴る。突き出す。カンガルーの喧嘩みたいになっている。やがてその信号で交通整理をしていた警官が呼ばれた頃に僕はその脇を通過し右折した。だからその後の経過を僕は知らない。これはなかなか誰が悪いと言える問題ではないと思うのだけれど、警官はあれをどう裁いたんだろう。リクシャーの客とバスの運転手はどう納得し、そしてリクシャーの運転手はどうしていたのだろう。きっと彼はこれまでにも沢山の水を浴びて来たと思うのだが。

 今日は午前中に不動産屋から電話を受けた。今もう近くにいるから行くという。用件はガスと浄水器である。よしよし見ておくれ。しばらくするとおっさんが一人やってきた。初めて家具を買い出しに行ったときのおっさんだ。この人がウチの担当だったんだ。名前は聞いてないが。浄水器の説明をする。

「普通これ使うと水が補給されて満タンになる、でも今水出ない、これおかしい、浄水溜めるタンクがホラ満タンじゃないでしょ」
「これは電源を入れて30分ぐらいすると動きますから」
「昨日から入れっぱなしだよ!」
「分かりました浄水器のサービスを手配します」
「OK」
「でもこれ30分経つと水出るんじゃないですか」
「だから入れっぱなしだって」
「ここのコックは開いてますか」
「開いてるよ!」
「電源はONしてましたか」
「してたって!」
「わかりましたサー」
「このピッピいってる音は何なのさ。これが正常なの?」
「わかりましたサー」

これぐらい説明すると伝わるのである。
 次にガス。「ほら聞こえるでしょ?漏れてる」と僕が言うと、実は予想していたことなのだが、おっさんはおもむろにガスホースをぐいぐいと接続口に押し込み始めた。あーやっぱりそう来たか。「サーこれで音しませんのでもう大丈夫です」もうっ!なんでこういうところは予想通りなんだよ。僕がちょっとコンロを動かすと、やっぱりまだ音がし始める。「ほらまた漏れてる。これアブナイネー。ワカリマスカ?ガスニオウワカル?」だんだん言い方がいい加減になってくる。「日本じゃ普通ここはグッと挟んで止めるんだよ」「イエッサー」「なんか止め具ってないの?」「アレンジを試みるであります」「あとホースも新しくしてね」「新しくしますサー」「元栓から締めといて」「締めましたサー」浄水器の件も含め火曜日に業者が来ることになった。よろしく頼むよほんと。
 
 おっさんによるとこのあと今日は学習机とその椅子が届くという。「外出するならどうぞ。私はここで待ちますから」と言われた。これまでも何度も僕の不在時に入ってるおっさんだから何か盗られることは心配していないしフラットに貴重品は何も置いてはいないが、今日は出かけるのを遅らせて作業を見てみようと思った。待ってる間に段ボールの処理方法を聞いた。こちらの業者は商品を包んでいた箱を持って帰らないのである。先日フリーザーを持ってきた兄ちゃんにも「空箱持ってってえな」と頼んだら「NO」とあっさり断られた。居間の窓の外側にちょっとしたパイプスペースがあるのだが、そこがいろんな家電と家具の箱でほぼ満杯になっていたのである。おっさんは「任しとけ」とばかりに玄関から出て行くと、しばらくして若者を一人連れてきた。このフラットのメンテ会社の従業員だと思われる。「このナイスガイに20ルピーでも渡せば持ってってくれます」・・・なるほどインドはワークシェアの国である。頼まれるべき人に頼む。僕は30ルピーを彼に渡した。20分後にはゴミはきれいになくなっていた。どこに運ばれたかは知らない。
 
 机といっても組立式で、家具屋の若者が箱を抱えてやってきておもむろに組み立て始める。手際はなかなか良かった。僕は機械の修理という手仕事から会社員生活を始めたせいか、人が何か手仕事しているのを見るのが好きである。ラーメン屋とかすし屋ではカウンターの中を覗きたいし、大工仕事も見たいし手工芸品製作のデモなんかやっていると見入ってしまう。今日は残念ながら簡単な組立だったので特に見るほどのこともなかったけれど。40分ほどで組み立ては終了し、椅子も置いて若者とおっさんは去って行った。

娘よ。これがお前の机だぞ。父は早くここにお前に座って欲しいぞ。

 そんなわけで椅子が来たので、下駄箱(高さ1メートルぐらい)を机にしてPCを乗せ、椅子を持ってきて座って書いている。学習机は子供部屋に置いてあり、いくら机だからといってそこで食べる気はしないのでダイニングのスペースで下駄箱、である。晩飯(今日は炊飯器でピラフらしきものを炊いた)も下駄箱で食べた。これでも地べた段ボール生活よりは一歩前進である。残りの家具は24日に来るらしい。来週はデリーへ出張する予定なので、帰ってきたら家具が揃っている・・・いや、いないかもしれないことを覚悟しつつ楽しみにしておこう。



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by t-nakanobu2 | 2011-08-29 01:18 | 日記

2011年8月19日(金)

 悔しいが日本は盆休みなんだな。なんでだよ。こっちはガス漏れに怯えているというのに。

 昨日から、これまで滞在初日以外は僕を運んでくれていたテンポラリのNというドライバーから「Fixed」のドライバーに交代があった。これまでのドライバーNは短髪の若者で、運転は極度に荒いが早かった。そしておしゃべりで、ホーンを1日に千回ぐらい鳴らしていた。カーステレオから流れるインディアンポップスに乗せて♪ップップッププップッププップップ・プップッと微妙にシンコペートしたリズムで鳴らしまくるのが得意であった。殆どホーンが鼻歌代わりである。この回数を日本のドライバーと比べた場合、日米の警察官の生涯発砲回数比すらも遥かに超えるであろう。60キロ制限の道を100キロ超で、80キロのハイウェイを140キロで、ホーンを鳴らしながら警察車輌も抜き去るような、青は進め、赤も進めの全く心臓に悪いドライバーだった。
 今度のドライバーはSというおっさんである。これがまた困ったおっさんである。

     あなたのお仕事では私にオーバータイムの機会は沢山ありますか。
     私はプア・マンで、息子が今度カレッジに入るのでお金が要るのでございます。
     稼がなくちゃならんのでございます。
     サー、アイ・ライク・オーバータイム。アーリー・レイト。ノープロブレム。
     プネーには毎週行くのですか。違いますか。では毎日ですか。
     基本給が低いので苦労しております。
     学費はローンを組んでおります。
     サー、今携帯電話に息子から電話が入っております。話をされますか。

 出るか!なんであんたの息子と話さなあかんのじゃ。(ちょっと面白そうだけど。)
 申し訳ないとは思うが運転手の生活のために基本契約(8-20時)外の運転をお願いすることはない。却下。これはしょうがないんである。

 今日、さすがに不動産屋の大将に電話してガスと浄水器のことをクレームした。今これを会社帰りに辛気臭いおっさんの運転する車内で書いている。フラットに帰ったら変化があるのか無いのかちょっと楽しみである。たぶん電話したのが午後になってからなので即日対応は無いだろう。玄関を開けた途端にドカンと行かないことを切に願う。ニオってなければ大丈夫だろう。ちょっと大げさかな。
 ついでに家具の納期を聞いたら「たぶん来週でしょう」とのことだったのできっと再来週以降になると思っておく。

 ・・・予想通りではあるが何の変化も無かった。浄水器の警告音は鳴り続けている。うるさいので電源を切ってみたりもする。ガスコンロを動かしてみる気はない。





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by t-nakanobu2 | 2011-08-28 19:50 | 日記

2011年8月18日(木)

 今日は外国人登録に出かけた。
 入国後2週間以内にFRROというオフィス(警察の一部門だと思うがよく分からない)に行って登録しないといけない規定になっている。Y駐在員はこれに遅れてしまい追加料金を支払ったというから、金さえ出せば別に遅れてもいいのだろうが、できることならすんなりとやっておきたい。今日は入国から2週間ちょうどで、今日中に行っておきたかった。
 例によって会社のスタッフがあれこれと面倒を見てくれたのだが、まず会社との雇用契約書(のようなもの)、住居の契約書、パスポートの顔写真ページとVISAのページのコピー、写真4x4cmを2枚、あとは会社の総務担当者のパスポートコピー(保証人みたいなもんらしい)、レターヘッドのついたカバーページ、などが必要になる。こんな書式を自分で用意するのは難しい。我が社最初のインド駐在員にしてYさんの前任者であるFさんの苦労は並大抵なものではなかっただろう。尊敬する。
 今日は会社のパートナーでいろいろと面倒を見てもらっている会計事務所のマネージャが来社していて、その彼(K氏とする)が一緒について来てくれるという。大助かりである。移動する車中であれこれとレクチャーを受ける。登録する部屋へは本人(つまり申請する外国人)しか入れないという。そういえば3年前に香港にたった4ヶ月間駐在したときにも同じような登録作業をした。そのときは僕の名前に含まれる「顕」という字が登録できず、「顯」になってしまうが問題はあるか、と訊かれたこと以外には何も覚えていない。まあそれはいいや。K氏の話が半分ぐらい分かった気がしたのでなんとかなるだろう。と思っていたが、待たされ続けて3時間もかかるし、作業途中で「ランチタイムです!」と言われて係のオネーサンが席を立ってしまったり(お役所め!)、往復にかかった2時間も入れるとなんだかんだと1日仕事に近い感じになってしまった。でも別にあれこれとうるさいことを聞かれることもなかったし、結局なんとかなったんだからいいじゃないか。これで僕も正式にインドに滞在するガイジンになったわけである。ただこれで受け取る「REGISTRATION REPORT AND RESIDENTIAL PERMIT」という長い名前の許可証はビザと違って1年しか有効期間が無いので、来年また同じことをしなければならない。


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 今日はまた携帯電話がおかしなことになって、一時不通だった。総務担当Y氏(インド人です)に訊いたらどうやら使いすぎらしい。くそー。仕事も大事だが家族と話ぐらいさせて欲しいのに。そこでFRROから戻った後、またVodafoneショップ行きである。事情を説明すると結局現金をなんぼか払えということで話がまとまり、2000ルピー也を入金して再Activateできた。また使いすぎたらどうなるんだろう。また現金払えばいいのかな。
 再Activateした携帯を持ってオフィスに戻ったらヨメの携帯から電話がかかって来た。出ると娘だった。息抜きに行った箱根の旅館からかけたようだ。ヨメによると娘は母さんがいなくなるより父さんがいない方がいやだ、と泣けることを言ってくれているそうだ。


 でも娘よ、母さんがいないと結局もっと大変だぞ。いずれにしても出張でもない限り来年まで会えないのだ。父もいまだに寂しいが、人生つらいことの方が多いのだぞ。学校が始まったらすぐに関東甲信越大会だ。たくさん歌って上手くなって、遊んで食べて寝て、楽しく過ごしなさい。


 今日帰るとガスが繋がっていた。ムンバイにも都市ガスはあるらしく、今の住居はそうだと聞いていたのだが、蓋を開けてみると違っていて、ボンベからの供給、言わばプロパン状態である。ボンベが台所のシンクの下に置かれていて極めてシンプルにガスコンロと繋がれている。とにかくガスが来たのはめでたい!ところが今度は浄水器に異状あり。普通の水道水は怖くて飲めないが、こういうフラットにはシンクの近くに台所に浄水器設置用の水道バルブが付いていて、浄水器は電気店などで売っているのだ。シンクの蛇口に取り付けるようなものではなくて、ノートPCの外箱ぐらいの大きさのもので、説明するのはしんどいのでやめる。コンロとガスボンベと一緒の写真を載せよう。

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 浄水器だってバイ菌をちゃんと殺してくれるものではないからそのまま飲むことはしないが、生野菜を洗ったり米を炊くのに使ったりしたい(もうちょっと経ったら試飲してみようかな)。浄水器につながる水道そのものが止まっているような気がする。ピッピッと警告音が鳴り続けている。洗濯機と同様に外壁沿いにバルブがあって・・・、という圧倒的効果的解決法を想像して台所の窓を開けて体を乗り出してみた。ガスコンロが邪魔なのでちょっと動かして、と。バルブはどこにあるかよう分からん。明るいときにまた見よう。で窓を閉めたらどうにもガス臭いのである。「え?」である。まさか。漏れてる?なんで漏れるのさ。そう思ってコンロ背面のホース接続口付近に顔を近づけてみると、聞こえる。「しゅうううううう」って聞こえる。もれてる。ガスもれ。臭う。

 なんやねん!もうっ!!!!!あ・ぶ・な・い・で・しょ????

 なのでキレてみる。くそー。インド人はアホなのでそんなことも知らんのだ。ガスが漏れたらまたガズタンク買ってもらえて万々歳なのである。人がガス中毒で死んだってきっと何の反省もしないであろう。全くインド人は。ぐうううっ。

 ・・・なんて怒ってもこの国では仕方ないのである。ガスコンロの裏側のガスホースを挿すところって止め具で挟んであるのが普通だと思うが、それが付いていない。そしてホース自体が古い。そして何と、ガスコンロを置く位置によってシンク下から這い上がってくるホースがコンロ背面の接続口に挿さる角度が変わり、その変化によって、「しゅー」音が聞こえたり聞こえなかったりしているのだった。業者はココ、という漏れない(少なくとも漏れる音がしない)ピンポイントにどうやらコンロを設置して帰ったようなのだ。それをワシは浄水器用のバルブを探すためにちょっと動かしてしまったのであった。うーむこれはワシも悪い・・・わけ無いやろ!明日絶対に不動産屋に言ってやる。訴えてやる!
 ただ、同時に「漏れない場所にコンロ置いてたらそれでええやん」という声もまた頭の中で聞こえている。実際に(意を決して)着火してみたら普通に点いたからねえ。

 
・・・いやいや、やはり言わねば。なぜって、ガス漏れは、危 険 だ か ら で す !



 この国では主張せねばならぬ。とりあえず漏れる音のしない場所にコンロを戻しておいて。




 つづく。
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by t-nakanobu2 | 2011-08-28 19:34 | 日記

2011年8月17日(水)

 実は昨日から今日にかけては綱渡りだったわけで。
 夕刻にフリーザーが届き、夜11時半にとある方面から冷凍食品が届くことになっていたのである。買い出しもせずになんでカチコチ食品が入手できるのかはちょっと秘密なのだが(違法じゃないです)、いろんなルートがあるんだなあということで試してみたのだった。ドライアイス入りの発泡スチロールのケースにしっかり入って某国よりクール宅急便状態で空輸されてくるのであるが、空港からのデリバリーが遅れに遅れ、到着が明けて今日の2時、それらをフリーザーにしまい込んで寝たのが2時半だったのだ。そして5時15分起床、6時出発、4時間の車移動で本日はプネーという町に行ってきた。運転手は超アグレッシブな野郎なので移動中は怖くて寝てもいられない。ランチタイムの30分程度以外は仕事とプネー市内の移動で5時まで滞在、そしてまた4時間かけて帰って来た。ヘロヘロである。
 プネーはムンバイから内陸に200kmほど山を越えて入ったところにある都市で、だから途中では山越えの国道を通る。道はそこそこきれいに整備されている部分が多い。峠の茶屋(掘っ立て小屋である)で休憩しチャイをいただいたが大変美味しかった。

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チャイを啜っているとトンボが2頭舞っているのを見つけた。ふとトンボさんを思い出したが種類がわからないので報告もできないのが残念だ。
 トンボさん、なんとかアカネだと思います(テキトーである)。
 あと、プネー側に下り始めてから「サイババ・テンプル」なる施設(寺院?)を見たがあれば何だったんだろう。
 眠い。おやすみなさい。
 あ、今日も家具は届いていなかった。
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by t-nakanobu2 | 2011-08-28 19:23 | 日記

2011年8月16日(火)

 今日は不動産屋に電話したが繋がらなかった。また電話して一体いつ残りの家具が届くのか聞かねばならない。相変わらずの地べた生活である。早くテーブルと椅子をください。
 その代わりに今日はフリーザーが届いた。フリーザー。冷凍庫。冷蔵庫は500リットル級が既に一つある(もちろんYさんのおかげです)が、加えて200リットルのフリーザーである。こんなこと書いていいのかどうか分からないまま書いてしまうが、我が社では駐在員に対してフリーザーが支給される。たぶんインドの日系企業では結構当たり前の制度ではなかろうかと思う。冷凍食品保存用のものである。あちこちへ買い出しに出かけたものを長期カチコチ保存し、ちょっとずつ消費するのである。「あちこち」とはバンコクやシンガポールのことで、年に2回ほど食料の買い出しに、恵まれた外国へ出かけるのだ。インドでは手に入らないものが沢山あるから。現地の食事で我慢せい、この贅沢野郎、と非難するあなた。すいません。本当にソノ気があれば現地食だけでも生きてはいけるでしょう。でもねえ。ここに住んでいると(まだ2週間も経っていないけど)日本の食材の有り難みがよく分かる。たったの2キロ、手荷物で運んできた日本の米はまだ開封せずに冷蔵庫で大事に寝かしてある。フリーザーは今後この家の宝箱になると思う。
 ところで今、原発事故の影響で基本的に日本からインドへ食料品を送付することはできない。通関できないのだ。だから僕も米や醤油などを手荷物にした。僕は3月の震災の日にも出張でインドにいて、現地社員から「日本は危ないから安全なインドにもう少しいればいいのに」などと言われていたが、実際に今インドでは日本からの食料品の安全性が疑われていて、輸入が止まっているという現実は重い。早く規制が解かれることを願う。


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 子供が合唱をやっている関係で、何かそのようなYouTube動画が無いか探したことがあって、一つ福島県のとんでもなくレベルの高い公立中学校の演奏がアップされていることは以前から知っていた(もちろん他にも優れた学校はあるのだろうが、さすがにアップされている動画本数は多くないので)。今も聴いたがいつの演奏なのだろう。曲は「いきものがかり」の「YELL」である。あまりに澄んだ声とピュアなハーモニー、そして男声の確かさは尋常なものではない。僕はおっさんではあるがコブクロの「YELL」は大好きな歌で(つまり何だかんだ言って応援して欲しいんである)、この「いきもの」のYELLも合唱で聴いていい歌だと思っていたが、何と今日始めて元歌を聴いた。買ったんでなくてすいません。イイぞこれ。たった一つこの楽曲の魅力を挙げろと言われたらボーカルの女声を推すだろう。やや感傷的でよく流れるメロディと実に合う。また泣きそうになる。おっさんが一人「いきものががり」にしてやられ、ムンバイの夜は更け行くのであった。明日は朝6時発の日帰り出張である。日記書くなんて無理なヘロヘロお疲れ状態で帰ってくるかもしれない。
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by t-nakanobu2 | 2011-08-28 19:16 | 日記

2011年8月15日(月)

 今日インドは独立記念の祝日である。今日も2時間ばかり歩いた。住居のすぐ周辺ばかりではあるが。昨日見かけた、子分らしき若者を5人ばかり連れて肩をいからせて嫌な目つきで歩くチンピラのような奴と今日もすれ違った。彼はヒマなのか忙しいのか。
 これまで(とは言ってもたった2度の挑戦だが)レンジで使う調理器「ルクエ」でうまく米を炊けないのでどうしようか考えた。炊けたとしてもおかずもまたレンジで作らねばならない。時間がかかってしまう。日本からわざわざ手荷物で持ってきた土鍋「大黒ごはん鍋」もガスコンロがなければただの壺みたいなもんで役に立たない。そこで今日とてもいいことを思いついた。「炊飯器を買う!」である。なーんだ。お馴染みのモール内には”croma”というタタ財閥系の家電量販店が入っている。そこで1150ルピー、約2000円の電気釜を見つけた。プライベートブランド商品だ。即決である。ついでに小型0.5リットル電気ケトル990ルピー也も購入。炊飯器はインドのものはあまり良くないと聞いていたので、家族を呼ぶときに日本のイイのを買ってきてもらおうと思っていたのだが、背に腹は変えられぬ。当座凌ぎに2000円ならよしとしよう。

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 しかし知り合いがいない。恥ずかしながらはっきり言うと、今日は少々寂い気持ちがした。日本の誰かに連絡しようにも今日は月曜日だし、あるいは盆休みの最中だ。迷惑ってもんだろう。
 昨日あたりから実家にかけてもヨメにかけても電話に応答がない。今日も何度かかけていたが、ふと思ってヨメの携帯にかけてみたらようやく娘が出た。どうやら我が家族は何度か僕の携帯にかけようと試みていたらしいが全くつながらなかったようで、しかも自宅のPCが故障して起動しなくなってしまい、日本から連絡の取りようがなくなっていたようだ。自宅の固定電話にかけて誰も出ないのは、僕がかける度に番号表示に「112233・・・」などという意味不明の番号がディスプレイされていたからあえて出ないようにしていたんだそうだ。家族よ。その変な番号は父だぞ。これからは出るように。ヨメの携帯からかけて直してもらう。すると何度めの試行になるのか、今日はつながった。ホッと一息である。娘は父との連絡手段がメールも電話も無くなってしまった、と大変心細くなっていたようで、安心したのか話すうちに声を上げて泣き始めた。話すほどに泣き声は大きくなる。泣き声と洟をすする音しか聞こえなくなる。電話口でただ泣いている。全身で泣いているのが分かる。こんな日にはこちらまで思わず涙ぐんでしまう。ヨメに電話を代わってからも後ろから悲鳴に近い声を上げて泣く声が響き続けていた。家では娘に対し主にヨメが怒り担当で父は笑かし担当だった。緊張と緩和の役回りである。その父が不在、連絡も取れない、また夏休み故に学校の友達とも会えず、合唱で緊張して、などといった要因が重なり、発散する場所がなかったのだろう。それがふと緩んだのだろうと思う。泣いて泣いて、娘は確かに大切なことを僕に伝えた。


 娘よ。父はお前に会えずともお前を思わぬ日は1日もない。父の不在にも一因のあることで泣いてくれる期間はもうそれほど長くはないだろうと思う。その電話を通した泣きじゃくる声はお前が子供だった時代の大切な、大きな大きな思い出となって父の耳にいつまでも残るだろう。今日は母の胸に受け止めてもらいなさい。父はいつでもお前を見守っているぞ。


明日からまた仕事だ。準備は・・・何もできていない。もういい。YouTubeで”Someday”を聴いて今日はもう寝る。この動画が消されませんように。




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by t-nakanobu2 | 2011-08-28 15:35 | 日記

2011年8月14日(日)

 これまでの買い物での出費の合計は4万ルピーを超えている。現地人からすると、あるいはバックパッカー目線からすると大変な浪費と映るかもしれないが、これは駐在員なので勘弁していただく。日本から移り住んで、生活を築かねばならないのである。そのうち現金購入分は凡そ2万ルピーで、僕が持ち込んだ現金は約1万5千ルピーなので全然足りていない。どうしたかというと、これまたY駐在員に借りているのである。僕はまだこちらでお給料をもらっていないからだ。日本の銀行ではあまりルピーを扱っている店舗は無いと思う(成田でもルピーは売っていない)ので、ルピーを得るには空港かムンバイ市中の銀行で円やドルから交換するのが最も容易な方法ということになるが、この円高のご時世でもあるし、あまりコミッションがどうだレートがどうだと細かいことは言わず空港でどーんと10万円ぐらい換えてしまえばよかったのではないか、と思う。ただしそんなことすると財布には絶対に入りきらない札束になってしまうが。

 さて住居について現況をまとめてみる。
 ベッドがあって寝れる。クローゼットはもともと巨大な、というかやたらと背の高いものが4本ほど入っており、容量としては問題ないと思う。ただ次のものが一昨日までに来るはずだったのにまだ来ない・・・食卓+椅子セット、ソファセット、ベッド1つ、本棚1つ、学習机、サイドテーブル(ベッド脇の小さいの)2つ。腰痛持ちには地べた生活はややしんどい。
 
 早く椅子とテーブルをください。

 あと、バスルームが2つあるが1つはお湯が出ない。トイレがときどき勝手に流れて怖い。各部屋に水洗用の水タンクがあるのではなく、どうやら上の方の階にまとめて溜めてあるらしいのだが、他階の使用状況によってウチのまでパイプ内の気圧の関係だか何だかで弁が開いて流れてしまうようだ。ときどき前触れなくゴォーッと音がするので驚く。家電はほぼ揃った。なんと洗濯機だけでなく乾燥機まであるのだ。命の電子レンジ。テレビは現地のもので、まだ何も映らない。Yさんにケーブルテレビ加入方法を聞いておかねばならない。トースターは買った。忘れてはいけないのが各部屋の照明で、これも含めすべてYさんが事前に交渉してくれていたものだ。彼にはもうひれ伏すしかないではないか。

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 今日はやはり近所のモールへ出かけた。目的は散歩である。こちらへ来てから体を動かしていない。だからあまり食べないようにしていても痩せない。最近は腹の肉をつまむと体重が分かるようになっていた(すごい特技かも)のだが、こちらへ来てからは少しだが増えていると思う。昨夜などは少しの腹筋運動とスクワットで悲鳴を上げてしまった。何かスポーツクラブに入るよう、Y駐在員の前任者F氏からは日本にいる間に勧められていたのだがその理由がよく分かる。そんなことせんとそこらの道走っとけや!と思ったあなたはムンバイを知らない(そりゃ大抵そうだろうけど)。道ボコボコで車ビュンビュンで人ウジャウジャのムンバイと皇居周辺を一緒にしてはいけない。とてもじゃないがジョギングなんてできない。
 モール内の結構広い食品スーパーで現地米と野菜を買い足した。歩いて買い物して、2時間ほどの外出である。
 今日の夕飯は昨日の反省もこめて、米を水に浸す時間を相当長くして、レンジでの加熱時間も長めにしてみたのだが、やはり硬い。どうすればいいんだろう。種類にもよるが、小粒の米(長いやつじゃなくて)は味そのものは悪くないと思うのだが、食感はボソボソである。あと今日は生トマトをマヨネーズで食べてみた。どちらも鼠が走る店の商品である。でも気にしなーい。生野菜サラダはホテルで食べてもときどき弱い「アタリ」が来るのだが、今日はなんともなかった。てゆーか美味かった。

 夕食前に大阪の実家に電話してみたら親父が出た。今は母も姉も不在だという。「自宅からかけてんねん」と言うと「東京に戻って来てるんか」と返された。「そんなすぐ戻るはずないやろ」とは言ったものの、少し胸を衝かれた。



 親父よ、すまぬ。病身の老体を置いて息子はこんな遠くに来てしまったよ。どうかいつまでも長生きしてくれよ


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by t-nakanobu2 | 2011-08-28 15:15 | 日記

2011年8月13日(土)

 朝から頭痛がする。
 会社のノートPCはいつもフラットに持ち帰っている。朝から貴重なフルーツジュースを飲みながら「人志松本の○○な話」を観る。もちろんYouTubeである。無線はいいのだが少し遅いので2画面を切り替えながら観る。
 10時半頃に、不動産屋の方から来まして、と1人の作業員のおっさんがやって来た。2人ではなかった。いよいよテーブルかな?と思ったらカーテンだった。ベージュ系は閉めると部屋が少し黄色っぽくなりすぎるかもしれない。でも文句は言わない。これはこれでいいぞいいぞ。作業員はなぜか居間と子供部屋にしようと思っている部屋用のカーテンを持ってきていなかったので、11時半頃に作業を終えたおっさんに聞いてみると「今日の3時にまた来る」という。それでは今日の買い物計画に狂いが出てしまうので早くしろ、というと「I TRY」という。これはダメだ。3時と言って3時に来るはずが無いのでその場で不動産屋の大将に電話してみると「もう準備できているから作業員に取りに帰らせる。また1時間したら行くから」という。なぜ最初から全部持って来ない。謎だ。おかげで1時間ばかり第2弾が来るのを待つことになってしまった。それでも不動産屋の大将はインド人にしては時間に正確な方かもしれない。1時間と少しで本当に作業員は戻ってきた。数十分で作業は完了し、午後1時、みごとカーテンが揃った。「丸見え」からの脱却で少し精神的に落ち着けるような気もする。嬉しいぞ!なのでカーテンの写真である。レースのと二重である。

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 次に洗濯である。
 どうやら洗濯機は水道とも配水管ともつながっている(僕のいない昼間に業者が入っていろいろやっているのだ)ので、もう電源を入れれば勝手に動くんだろうと思い、これも大将に電話で聞いてみたら、もう大丈夫だ、使えると言う。初洗濯機稼動である。よくないことが起きませんようにと願いつつ、先週末に買っておいた洗剤と柔軟材を投入しスイッチON!したら、ウンウン機械が唸るばかりで水が出ない。何かの間違いであってくれ!・・・少し待てば出てくるはずだ。ここで水の問題はちょっとキツイ。けっこう洗濯物も溜まってきてるし。が、やはり出ない。何度ON/OFF/ONしてもだめだ。また電話して事情を話す。電話の向こうで大将からのインストラクションを受ける。
「メイド用の小部屋があるだろう。そこへ入れ」
「入った」
「洗面用の小部屋に入れ」
「入った」
「壁を見ろ」
「見た」
「窓を見ろ」
「見た」
「その下に水道のパイプが通ってるだろ」
「ある」
「そこが○○なので※△すればいい」
なんで肝心なところがどうしても聞き取れないんだよ!我が英語力を嘆く。電話の声も割れてて聞き取りにくいんである。
「わからん。水出ないぞ」
また繰り返す。
「セキュリティに連絡して見に来てもらえ」
とうとう匙を投げられてしまった。
 ところが不思議なもので、必死になって何かしていると答えが見える(そんな気になる)ことがあるもので、天の声が聞こえた(ことにしておく)。そのメイド部屋の窓を開けてみると何やら外壁に配管が這い回っていて、手の届くところに3個ばかりハンドルが付いている。そのうち1つはパイプに対して直角になっているのでどうやら「止」だ。これを90度、平行になるまで回して再度洗濯機をONしてみると何と!水が出たではないか!初の洗濯、お・め・で・と・う!!今日着たポロシャツは恥ずかしながら先週末に着たまま部屋干しだけしていたものだ。ちょっと臭う?ような気がしていたがお構いなしで着ていたのだ。そんな暮らしから一歩前進!できた。今日は記念すべき初洗濯日である。カーテンに続き洗濯まで!


 なんて書いていてちょっとアホらしい。なんで水が出てそんな大仕事した気になっているのか。インドの熱に犯され始めているのかもしれない。

 ところが今日はそれだけではないんである。
 最後は晩飯である。
 カーテンが到着してから買い物へ行った。先週末にYさん一家に連れて行っていただいた小型スーパーマーケットとショッピングモールである。Y夫人には先週金言を頂戴していて、それは「あったら買っておく」というものだ。欲しいものが次の店にあるかどうかは分からないんである。それに、今の店に次に来たときには同じものは無いかもしれない。欲しい品目を定め、見つけたら見つけたところで買うべし。チラシ比べて安い店へ、ということはここではできない。特に食べ物はできるときに確保すべし。さてインドの店でピカピカの出来たてを見つけるのは難しい。今日買ったジャムなどはビンに結構な埃が積もっていたが仕方ない。野菜は種類ごとに袋に入れて、従業員に渡すと秤に乗せて目方で金額が計算される仕組みである。小型ながらそこそこ高級スーパーであるはずなのだが、レジで支払い中、すぐ足元、カウンターの下で大きな鼠を見た気がする。きっと何かの間違いだ。隣にいた客のじいさんが店員に「ゲストが歩いてるぞ」と言った気もするが幻聴であろう。しかし意外にノロかったぞ。踏みそうになった。
 そんなわけで鼠を飼っている店と、その後で行ったショッピングモールで、「初の野菜」をはじめ冷凍鶏胸肉冷凍エビ冷凍白身魚切身パン牛乳水チーズ調味料ジャム包丁まな板ボウルおたまハンガーゴミ箱ビーサンなどを購入した。

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 今日は自炊するんである。
 自炊の友は日本から持参の「ルクエ」である。まだガスコンロが使えないのでこれを使ってレンジでピラフを炊くことにする。今レンジがなければ何も食えず死ぬ。材料は現地の米1合、玉葱と人参とパプリカをそれぞれ少量、そしてレシピ本に載っていたエビではなく冷凍白身魚切身を乗せてしまう。袋詰めの白身魚を開封すると、なんだか半分溶けて汁が出ていて少々生臭い。・・・悩む。でもレンチンで多少の細菌なら死んでくれるだろう。日本から手荷物で持ってきていた固形コンソメは勿体無いので半カケだけ使い、あとは薄けりゃ塩コショーでごまかすつもりである。30分ばかり水に浸けた米をルクエにあけ、魚と野菜を乗せてチンするだけである。そして加熱時間中に、買い物に出かける前にしておいた洗濯物を室内干ししたりするんである。何と効率的な。かっちょええのお。書いてて興奮してきた。

 レシピ本には「6分30秒」と書いてあったがそれだけじゃ米がまだ炊けていなかった。硬い。バターを少し溶かし混ぜて追加で3分するとアルデンテぐらいになった。きっとこっちの米は日本の米ほど水分を含んでいないとか、水気を吸いにくいとか、なんか理由があるのだろう。
 いよいよ完成である。できあがったのはいいが初物づくしの本日の最後を飾るこの食事、これはゲストルームのベッド脇ではなくダイニングルームでいただきたい。なので寝室で机代わりに使っていた航空便の段ボールを、ダイニングセットがやがて置かれるであろうスペースに持ってきて、床に座っていただいくことにした。今日は気分がいいことが続いたのでたった1本買っておいた缶のコカコーラを惜しげもなく飲んでしまうことにする。

 食事のあとは本日のささやかな充実感を味わいつつ再び「○○な話」の視聴である。食卓(段ボールである)の横にワーキングデスク(別の段ボールである)を配置する。ここなら仕事もバリバリこなせること請け合いである。さて笑って寝ることにする。これからピラフばっかり作るわけにも行かないところは少々気がかりである。


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by t-nakanobu2 | 2011-08-28 14:27 | 日記

2011年8月12日(金)

 少しだけ仕事を始めた感じがある。部門長のS氏の意図が少し分かってきた。それはしんどさを感じ始めたということと同じだ。
 今日からY駐在員が家族でお出かけのため一人になった。夜、住居から割と近くにある高級ホテル内の、日本食もあるレストランへ行ってみた。なかなかラグジュアリーな感じでよかったが、やはり高いので注文を躊躇う。それにお品書きでメインコースと書かれた部分に「アスパラのてんぷら」などと書いてあったりして、「それはメインの一品じゃなくて、その一部なのでは?」と思ったりした結果、食べる気もやや失せ、ビールと水の他に巻き寿司2種とTAMAGOYAKIなるものを注文してみた。鉄火巻きと、エビ天を裏巻きにしたもの。どちらもインドにしては上出来!で普通に食べられる。驚いたのがTAMAGOYAKIで、これが「う巻き」だった。インドで鰻を食すとは!・・・でビールと水も飲んで2700ルピー。味が良くてもめったに行けないな。

 昨日と今日は家具家電の配達について新たな動きはなかった。朝と状況が同じで何も届いていないと悲しい。ただ不動産屋から電話があり、よく聞き取れなかったが明日何かを持って2人の作業員が家に行くのでいっしょにチェックしてほしい、というようなことを言っていた。少し楽しみである。


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by t-nakanobu2 | 2011-08-28 01:22 | 日記