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2011年8月18日(木)

 今日は外国人登録に出かけた。
 入国後2週間以内にFRROというオフィス(警察の一部門だと思うがよく分からない)に行って登録しないといけない規定になっている。Y駐在員はこれに遅れてしまい追加料金を支払ったというから、金さえ出せば別に遅れてもいいのだろうが、できることならすんなりとやっておきたい。今日は入国から2週間ちょうどで、今日中に行っておきたかった。
 例によって会社のスタッフがあれこれと面倒を見てくれたのだが、まず会社との雇用契約書(のようなもの)、住居の契約書、パスポートの顔写真ページとVISAのページのコピー、写真4x4cmを2枚、あとは会社の総務担当者のパスポートコピー(保証人みたいなもんらしい)、レターヘッドのついたカバーページ、などが必要になる。こんな書式を自分で用意するのは難しい。我が社最初のインド駐在員にしてYさんの前任者であるFさんの苦労は並大抵なものではなかっただろう。尊敬する。
 今日は会社のパートナーでいろいろと面倒を見てもらっている会計事務所のマネージャが来社していて、その彼(K氏とする)が一緒について来てくれるという。大助かりである。移動する車中であれこれとレクチャーを受ける。登録する部屋へは本人(つまり申請する外国人)しか入れないという。そういえば3年前に香港にたった4ヶ月間駐在したときにも同じような登録作業をした。そのときは僕の名前に含まれる「顕」という字が登録できず、「顯」になってしまうが問題はあるか、と訊かれたこと以外には何も覚えていない。まあそれはいいや。K氏の話が半分ぐらい分かった気がしたのでなんとかなるだろう。と思っていたが、待たされ続けて3時間もかかるし、作業途中で「ランチタイムです!」と言われて係のオネーサンが席を立ってしまったり(お役所め!)、往復にかかった2時間も入れるとなんだかんだと1日仕事に近い感じになってしまった。でも別にあれこれとうるさいことを聞かれることもなかったし、結局なんとかなったんだからいいじゃないか。これで僕も正式にインドに滞在するガイジンになったわけである。ただこれで受け取る「REGISTRATION REPORT AND RESIDENTIAL PERMIT」という長い名前の許可証はビザと違って1年しか有効期間が無いので、来年また同じことをしなければならない。


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 今日はまた携帯電話がおかしなことになって、一時不通だった。総務担当Y氏(インド人です)に訊いたらどうやら使いすぎらしい。くそー。仕事も大事だが家族と話ぐらいさせて欲しいのに。そこでFRROから戻った後、またVodafoneショップ行きである。事情を説明すると結局現金をなんぼか払えということで話がまとまり、2000ルピー也を入金して再Activateできた。また使いすぎたらどうなるんだろう。また現金払えばいいのかな。
 再Activateした携帯を持ってオフィスに戻ったらヨメの携帯から電話がかかって来た。出ると娘だった。息抜きに行った箱根の旅館からかけたようだ。ヨメによると娘は母さんがいなくなるより父さんがいない方がいやだ、と泣けることを言ってくれているそうだ。


 でも娘よ、母さんがいないと結局もっと大変だぞ。いずれにしても出張でもない限り来年まで会えないのだ。父もいまだに寂しいが、人生つらいことの方が多いのだぞ。学校が始まったらすぐに関東甲信越大会だ。たくさん歌って上手くなって、遊んで食べて寝て、楽しく過ごしなさい。


 今日帰るとガスが繋がっていた。ムンバイにも都市ガスはあるらしく、今の住居はそうだと聞いていたのだが、蓋を開けてみると違っていて、ボンベからの供給、言わばプロパン状態である。ボンベが台所のシンクの下に置かれていて極めてシンプルにガスコンロと繋がれている。とにかくガスが来たのはめでたい!ところが今度は浄水器に異状あり。普通の水道水は怖くて飲めないが、こういうフラットにはシンクの近くに台所に浄水器設置用の水道バルブが付いていて、浄水器は電気店などで売っているのだ。シンクの蛇口に取り付けるようなものではなくて、ノートPCの外箱ぐらいの大きさのもので、説明するのはしんどいのでやめる。コンロとガスボンベと一緒の写真を載せよう。

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 浄水器だってバイ菌をちゃんと殺してくれるものではないからそのまま飲むことはしないが、生野菜を洗ったり米を炊くのに使ったりしたい(もうちょっと経ったら試飲してみようかな)。浄水器につながる水道そのものが止まっているような気がする。ピッピッと警告音が鳴り続けている。洗濯機と同様に外壁沿いにバルブがあって・・・、という圧倒的効果的解決法を想像して台所の窓を開けて体を乗り出してみた。ガスコンロが邪魔なのでちょっと動かして、と。バルブはどこにあるかよう分からん。明るいときにまた見よう。で窓を閉めたらどうにもガス臭いのである。「え?」である。まさか。漏れてる?なんで漏れるのさ。そう思ってコンロ背面のホース接続口付近に顔を近づけてみると、聞こえる。「しゅうううううう」って聞こえる。もれてる。ガスもれ。臭う。

 なんやねん!もうっ!!!!!あ・ぶ・な・い・で・しょ????

 なのでキレてみる。くそー。インド人はアホなのでそんなことも知らんのだ。ガスが漏れたらまたガズタンク買ってもらえて万々歳なのである。人がガス中毒で死んだってきっと何の反省もしないであろう。全くインド人は。ぐうううっ。

 ・・・なんて怒ってもこの国では仕方ないのである。ガスコンロの裏側のガスホースを挿すところって止め具で挟んであるのが普通だと思うが、それが付いていない。そしてホース自体が古い。そして何と、ガスコンロを置く位置によってシンク下から這い上がってくるホースがコンロ背面の接続口に挿さる角度が変わり、その変化によって、「しゅー」音が聞こえたり聞こえなかったりしているのだった。業者はココ、という漏れない(少なくとも漏れる音がしない)ピンポイントにどうやらコンロを設置して帰ったようなのだ。それをワシは浄水器用のバルブを探すためにちょっと動かしてしまったのであった。うーむこれはワシも悪い・・・わけ無いやろ!明日絶対に不動産屋に言ってやる。訴えてやる!
 ただ、同時に「漏れない場所にコンロ置いてたらそれでええやん」という声もまた頭の中で聞こえている。実際に(意を決して)着火してみたら普通に点いたからねえ。

 
・・・いやいや、やはり言わねば。なぜって、ガス漏れは、危 険 だ か ら で す !



 この国では主張せねばならぬ。とりあえず漏れる音のしない場所にコンロを戻しておいて。




 つづく。
by t-nakanobu2 | 2011-08-28 19:34 | 日記
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